僕の青春は
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僕の青春は。
以前、ネットでできる無料の脱衣ブロック崩しにハマっていたことがある。
ブロック崩しをクリアすると二次元の女の子の衣類が一枚ずつ脱げていくエッチなゲームだ。ただのブロック崩しだと物足りないのだ。ブロック崩しに目標をプラスしたこのゲームは僕としては画期的に思えて、ずっとやっていた。
難易度が簡単すぎてすぐに裸にたどりついてもつまらない。けれど、いくらやっても裸が見れないとつまらない。制作側とプレイする側のバランス感覚が非常に難しいゲームだったように思う。
クリアしたからといって、その画像で、ことをなすことはほとんどなかった。
ただ純粋にブロック崩しをクリアして、裸の女性にたどり着きたかっただけなのだ。
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僕の青春は。
ここ数日身体がだるかったのだけれど、とうとう昨日の午後39℃熱が出た。早速街の医院に行って診てもらったのだけれど、インフルエンザではなくてホッとする反面、お医者さんもただの風邪にしては熱が高いといぶかしんでいた。
今日はもらった薬を飲んで休んでいたら熱も下がりだいぶ楽になったので、夕方少し外出、スーパーで買い物をして帰る。20時半の寿司の半額は待てないので、二割引のいなり寿司と弁当を買った。
(「ズバリ!税抜き価格」という看板は何を言いたいのだろう。)
外出してわかったこと。
頭が痛いなと思っていたけれど正確には目を動かしたときに目の奥が痛むということ。
今は帰宅して弁当を食べている。
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そう、
僕の青春は、リン・ミンメイだった。