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きのうはたくさん雨が降ったね

「ねえ、かえるさん。」「かえるくん。」と、かえるくんは指を一本立てて訂正した。「ねえ、かえるくん、きのうはたくさん雨が降ったね。いろんなものが流されてしまったね。」

おーけー

はなの金曜日、友だちと友だちの叔父さんと友だちの叔父さんの上司と飲みにゆくことに。

ひと足はやく着いた茅場町を散策、ビルと飲み屋ばっかのまちだ。

 

横断歩道わたる人々の、わたし以外みなはたらくひとであるという事実に、自分もその中に放り込まれるのだと白線を踏みながら強く感じているけれど、電話でおーけーおーけーと話す外人の声に、わたしもそれなら言えるよと、少し安心して歩道をわたり切る。

 

だけど一月の見知らぬ東京はさむい。

 

待ち合わせ場所に友だちの叔父さんの上司が一番に来たらどうしようと思ったけど、

まず友だちが来てくれたからよかった。

 

おいしいお酒をたくさん飲んで終電を乗り過ごし、5つ先の駅で自家用タクシーに拾ってもらい、同乗していたお兄さんに半額出してもらってなんとか家に着く。

 

 

友だちの叔父さんの上司から借りた「TOKYO大衆酒場」をむねに抱いて眠る。